日本には四季があり春から夏に向けて季節と季節を結ぶこの梅雨の時期はどうしてもジメジメと、
蒸し暑さが重なり憂鬱になりがちです。
洗濯物はなかなか乾かないし、湿気が多くなり髪は膨張そしてうねります・・
体調管理も難しく頭痛がひどくなる人もいるようです。
でもこの時期の風物詩である「紫陽花」を見るとなぜか安定した癒し効果を感じます。
土壌の酸性度によって変化する紫陽花の色は、憂鬱になりがちな私たちの気持ちを
少なからず落ち着かせてくれる存在ではないでしょうか。
紫陽花の三代名所
紫陽花の三代名所は、以下の3つです。
- 京都府宇治市 三室戸寺
三室戸寺
三室戸寺は、京都府宇治市にある寺院です。境内には約10,000株の紫陽花が植えられており、
毎年6月中旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。
特に、境内にある「あじさい園」は、約2,000株の紫陽花が咲き誇る圧巻の景観です。
- 神奈川県鎌倉市 長谷寺
長谷寺
長谷寺は、神奈川県鎌倉市にある寺院です。境内には約4,000株の紫陽花が植えられており、毎年6月中旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。特に、境内にある「あじさい路」は、様々な種類の紫陽花が咲き誇る美しい散策路です。
- 神奈川県鎌倉市 明月院
明月院
明月院は、神奈川県鎌倉市にある寺院です。境内には約2,500株の紫陽花が植えられており、毎年6月中旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。特に、境内にある「明月院ブルー」と呼ばれる独特な青色の紫陽花が有名です。
これらの名所は、いずれもアクセスが良く、駐車場も完備されています。また、周辺には食事処やお土産店なども多く、観光に最適な場所です。
紫陽花の見頃は年によって多少異なりますので、事前に最新情報を確認することをおすすめします。
是非、三代名所を訪れて紫陽花の美しさを楽しんでみて下さい。
紫陽花祭り
紫陽花祭りは、日本各地で開催される紫陽花を鑑賞するお祭りです。
中でも有名なのが、以下の3つのお祭りです。
- 開成町あじさいまつり(静岡県)
開成町あじさいまつり
開成町あじさいまつりは、静岡県開成町で開催されるお祭りです。 毎年6月中旬から7月上旬にかけて、約5000株の紫陽花が咲き誇ります。 期間中は、ライトアップや屋台なども出店されます。
- 形原温泉あじさいの里(愛知県)
形原温泉あじさいの里
形原温泉あじさいの里は、愛知県蒲郡市にある観光施設です。 毎年6月中旬から7月上旬にかけて、約5万株の紫陽花が咲き誇ります。 期間中は、ライトアップや川舟下りなども楽しめます。
- 下田八幡宮あじさい祭(静岡県)
下田八幡宮あじさい祭は、静岡県下田市で開催されるお祭りです。 毎年6月中旬から7月上旬にかけて、約25万株の紫陽花が咲き誇ります。 期間中は、ライトアップや流鏑馬なども行われます。
これらの祭りでは、様々な種類の紫陽花を楽しむことができます。 また、イベントやグルメなども充実しているので、家族連れでも楽しめるお祭りです。
年によって多少異なりますので、事前に最新情報を確認することをおすすめします。
豆知識
1. 名前の由来
紫陽花の名前は、「集真藍(あずさあい)」が変化したものと言われています。「集真藍」とは、「真の藍色の花が集まる」という意味です。これは、紫陽花が様々な色合いの花を咲かせることから名付けられたと考えられます。
2. 色が変わる理由
紫陽花の色は、土壌の酸性度によって変化します。土壌が酸性の場合、花は青色になります。一方、土壌がアルカリ性の場合は、花は赤色になります。これは、土壌中のアルミニウムイオンが、花の色素であるアントシアニンの色を変えるためです。
3. 種類
紫陽花には、大きく分けて「ガクアジサイ」と「西洋アジサイ」の2種類があります。ガクアジサイは、日本原産の紫陽花で、花の中央に小さな花が集まったような形をしています。一方、西洋アジサイは、ヨーロッパで改良された紫陽花で、ガクアジサイよりも花が大きく、様々な色合いを楽しむことができます。
4. 紫陽花の利用
紫陽花は、観賞用だけでなく、様々な利用方法があります。例えば、紫陽花の葉や花を乾燥させてお茶にすることができます。また、紫陽花の花を染料として使うこともできます。
古くからは薬用植物としても利用され特に、葉は薬草として利用されることがあり、鎮痛や利尿作用があるとされています。
5. 紫陽花の花言葉
紫陽花の花言葉は、「移り気」、「薄情」、「忠誠」、「永遠」、「感謝」などです。これは、紫陽花の色が変化することや、様々な意味を持つことから名付けられたと考えられます。
7月の誕生花でもあります。
梅雨の時期に「あじさい」があるように、春には「桜」、夏には「ひまわり」秋には「コスモス」
冬には「ポインセチア」などそれぞれ季節を感じさせる花があります。
忙しく過ぎていく毎日の中で,一瞬でも季節を感じ「今」を感じさせてくれる
季節の花たちに精を感じはしないでしょうか?